原材料調達環境の著しい悪化に伴うヘルメット供給影響について
平素より、一般社団法人日本ヘルメット工業会会員各社製品につき、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
中東情勢の急激な悪化、特にホルムズ海峡周辺の地政学リスクの高まり、および急速な円安進行を背景に、原油・ナフサ等のエネルギー資源ならびに基礎原材料の調達環境は、極めて不透明かつ深刻な状況にあります。これは単なるコスト上昇の問題ではなく、必要数量を安定的に調達できないリスクが現実化しつつある状況です。
ヘルメット製造に不可欠な原油由来原材料(合成樹脂、塗料、硬化剤、シンナー等)については、供給元での出荷制限や割当調達が発生しており、数量・時期ともに見通しを立てることが困難となっています。このため、製品の安定供給および現行価格条件の維持は前提とできない状況に至っています。
すでに一部会員企業では原材料欠品が発生し、製品欠品、納期の大幅遅延、受注制限等の影響が生じています。各社において在庫確保や代替調達等、最大限の対応を行っていますが、原材料供給そのものが逼迫する中で、企業努力のみで影響を吸収することは困難です。
今後の情勢次第では、供給停止や長期欠品、通常納期を大きく超える遅延、ならびに大幅な価格改定が突発的に発生する可能性があります。従来どおりの供給条件、納期、価格を保証できない点について、あらかじめご理解願います。
やむを得ず供給制約、納期変更、価格条件見直しが生じる場合には、各会員企業より調達事情を前提とした個別協議をお願いすることとなります。
取引先各位におかれましては、多大なご不便をおかけすることとなり誠に遺憾ではございますが、本通達の趣旨をご理解のうえ、供給・納期・価格への影響につき、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
2026年4月吉日
一般社団法人日本ヘルメット工業会
代表理事 谷澤 和彦