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作業における頭部保護の重要性

重要性について

各種試験

重要性について

会社イメージ 保護帽を被らずに、国家規格の試験(質量5kgのストライカを1mの高さから落下)を行ったらどうなるでしょう?この時頭にかかる衝撃は、なんと39kN~49kN(キロニュートン)にも達します。

 過去の研究(※注1)により、人間の致死域は約19kNとされています。 保護帽を着用することにより、頭部に受ける衝撃を約1/10以下にまで軽減できるのです。

 また、職場での危険は、物が落ちてきたり高所から墜落するだけではありません。実際に座っている姿勢から後ろ向きにひっくり返って後頭部を打ち、亡くなった方がいます。

 たった50cmの高さから鉄板の上に転倒した時の衝撃荷重を計測すると、保護帽なしでは17kNにもなります。この衝撃は脳しんとうを超えて頭蓋骨骨折を引き起こすほどの値です。この時もし、例え保護帽をかぶっていても、その使用用途が飛来落下物用のみでしたら、無帽に比べて衝撃荷重は約2/3に減りますが、なお脳しんとうの限界域を超え、脳に障害を与える可能性があります。ところが、衝撃吸収ライナーの入った墜落時用保護帽ならば、衝撃荷重は約5kNを下回ります。さらに転倒の高さを倍の1mにしても衝撃荷重は約7kN程度に抑えられることから、昨今では墜落時用保護帽の安全への有効性が見直されています。

 

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